スライド1: enNetforum EGMセミナークラウドソーシング組織のポテンシャルを上げる"協業"のスタイルCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA株式会社テックスタイル岡田良太郎http://okdt.org/blog/http://techstyle.jp
スライド2: Theme concept・ 事業環境の変化と多様化の広がりが予想以上に進む時代、「その道」のプロを社内外から探しあて、実効性の高いチームを作ることと、旧態依然な組織戦略はシンクロできません。インターネットの世界に見られる、協働の力が、ビジネス課題の解決にどのようにレバレッジを効かせられるか考えます。Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド3: はじめまして、岡田良太郎です・ Okdtです。– マイミク500人ちょい、全員会ったことのある人ばかりです。– 情報技術をずっとやってきました。– 問題のモデリングとか大好きです。・ テックスタイルという会社をやっています。– 群衆の叡智サミットやWASForumで有名です(当社比)3つばかり感じの良いコラボレーションサイト作りました。– IPA研究員としてオープンな技術標準の啓蒙戦略とかやっています。– CISAですが監査はもうほとんどやりません。CIOとかCTOの悩みはとてもよくわかります。・ 情報システム「活用」でお悩みの方!– お話を聞きましょうCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド4: Why “Crowds” ?Me or We?Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド5: ちょっと粋な店はないものか。どこにする?数人による専門の力Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA4000人以上による協働の力
スライド6: 頼りになる医者を捜せ数人による専門の力Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA30万人による協働の力
スライド7: 「みんなの意見」は案外正しい・ ジェームス・スロウィッキーの論文– 原題 Wisdom Of Crowds (2004)・ 群衆が一部の専門家よりも案外正しい知見を出せる条件– 多様性– 独立性– 分散性– 集約性・ エピソード– ジェリービーンズチャレンジ– 牛の体重あてクイズ– オープンソース、予測市場・ ・・・– 「この本は私一人で書いた」Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド8: 群衆の叡智を実現するための4条件| |独立性他人に左右されない(相乗効果、ネットワーク効果が発生しない)集約性結論を出すしくみ(仮説ありき?)多様性異質の集まり(周辺が異質かどうかは自分ではわからない)分散性個別の情報源(共通文化やプロパガンダの影響を受けない)
スライド9: 人は小さな問題の解決を必要としている共感情報発生頻度ははかりしれない誰が協力するのかなぜ協力するのかどうやって協力するのかCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA解決への飛躍的な前進
スライド10: ウィキノミクス・ D・タプスコット, A.D.ウィリアムス– 原題 Wikinomics (2004)・ キーワード– アイデアゴラ– プロシューマー– 新アレクサンドリア人– 参加のプラットフォーム– 世界工場・ 成功するコンセプト– オープン性– ピアリング– 共有– グローバルな行動Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド11: フラット化する世界・ トーマス・フリードマン著– 下巻は企業の戦略にフォーカスしていてこれまた秀逸・ 世界がフラット化した要因– 「アップローディング」Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA・ 「オープンソーシング」・ Apache, Linux・ 「インフォーミング」・ Google
スライド12: 先進的なグローバル企業ではWEB2.0の導入に満足な結果を経験している出典: March, 2007 McKinsey QuarterlyHow businesses are using Web 2.0: A McKinsey Global SurveyCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド13: 企業の中での適用は流通、ハイテク、テレコム、金融、薬品などに及び、国際的なコラボレーションツールとして不可欠なものとされているCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド14: 「コラボレーション」の側面への注目が進んでいるMcKinsey Global Survey Resultより引用Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド15: 新たな発想をもたらす源泉として重視するものR&D以外の一般社員IBM Global CEO Study 2006より引用Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド16: Asia-Pacificエリアの満足度の高さMcKinsey Global Survey Resultより引用Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド17: Σ個人の力=組織IQとなるメカニズムの観点が必要組織メンバーの資質組織メンバーの資質を高める(すでに繰り返し試みられている)企業の能力出典: HBR2008/9Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA組織能力を高める(未開拓の領域が多い)組織能力(組織IQ)
スライド18: 「実は意味を知らなかったビジネス用語ランキング」1位Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド19: Goo「実は意味を知らなかったビジネス用語ランキング」で堂々一位! <Crowdsourcing クラウドソーシング>・ Wikipedia: Crowdsourcing– Crowdsourcing is a neologism for the act of taking a job traditionallyperformed by an employee or contractor, and outsourcing it to anundefined, generally large group of people, in the form of an open call.For example, the public may be invited to develop a new technology,carry out a design task, refine an algorithm or help capture, systematize oranalyze large amounts of data.・ Goo辞書– 企業などがインターネットを通じて,不特定多数の人々に対するアウトソーシングを行うこと。単体では小規模であるようなコンテンツや知的生産力などを多数の人々から調達・集約して,何らかの事業成果を得るもの。Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド20: クラウドソーシング世界の隠れた才能をあなたのビジネスに活かす方法・ バリー・リバートジョン・スペクターほか著– 原題We are SMARTER than me・ Crowdsourcing→– インターネット等を通じ社外の不特定多数の人々に対してアウトソーシングを行うこと。知的生産力やコンテンツなどを、多数の人々から調達・集約し、事業成果を得ることを目的としている。・ 著者4000名Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド21: クラウドソーシングが適用される分野Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA※追記しています
スライド22: 日本では、売れているものが売れる。Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド23: 「群衆」 “Crowd” or 「集団」 “Group”・ 人が大勢集まっているだけでその人間を群集とは言うわけにはいかない。– たとえば、朝礼のため校庭に整列している高校生たちの集まりを、群集とはよばない。・ この人たちの集まりは、何よりも、ある組織をもった、しかも永続的な人間の集合である。こうしたものを集団とよぶ。・ 人間の集合を、組織があるか、統制があるか、役割文化があるかによって、集団と群集にまず分けることができる。– 次に、群集を他の人間集合から分かつ指標として、多数ということがある。出典「入門群集心理学」安倍北夫Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド24: 「集団」を「群衆」にする?組織、統制、役割文化がある組織、統制、役割文化を取り払うCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド25: 「群衆」が「集団」になる?組織、統制、役割文化がない新たな軸をきっかけに、組織、統制、役割文化が生まれるCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド26: ゲゼルシャフト社会の中のゲマインシャフト・ ゲマインシャフト 自然発生的な人間関係、集団– 協調する動機は自然に、あるいは内部要因から沸いてくる。– 共感、感動など、人格的な魅力が重要・ ゲゼルシャフト 人為的に作られた社会集団– 協調する動機は外部要因(利害、ミッション)からもたらされる。– 利益、勝利、ルールなど非人格的要素が重要共同体には二種類の社会類型があり、人間社会が近代化すると共に、地縁や血縁で深く結びついた伝統的社会形態であるゲマインシャフトからゲゼルシャフト(Gesellschaft)へと変遷していくと考えた。ゲマインシャフトとは対照的に、ゲゼルシャフトでは人間関係は疎遠になる。Copyright by TechStyle and Riotaro OKADAフェルディナント・テンニース
スライド27: それぞれの個人はどんな欲求をもっているのか?Community Developmentもっともっと成長したい心から深い満足を得たい一目置かれたい仲間が欲しい安定したい死にたくない出典:アブラハム・マズローの欲求段階説 Wikipedia 「自己実現理論」より(英語部分)?Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド28: 集団のゲマインシャフト的再構成が有利に働くと思われる理由・ 問題解決にあたる人自身のメンタルブロックが破壊できる– 知覚、感情、文化、環境、知性、表現の壁→発想の壁・ 人の多様性、多機能性が手っ取り早く引き出される– 職業、組織の枠組みを破って協力者– 利害が発生する未知のステイクホルダー– より多様な実現方法、表現方法、インスピレーション・ 意欲の高い集団の自然形成– 自分でやりたいと思っていることなら特別な挑戦ができる– vs 「日本人の72%は強い意欲がなくても勤勉でいられる」Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド29: 集団として機能を発揮しはじめる例「選択」 ・ Social Filter 選択– 山のようにあるものを分類、選択、評価するという作用・ folksonomy、ブックマーク、・ アクセス行動・ アイデアゴラ・ 美人投票・ ブログも「話題」の選択だと言えるCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド30: 集団として機能を発揮しはじめる例「協働制作」 ・ Peer production 協働制作– 共通の利益のために、個人個人が大勢働いて成果を出す・ Wiki・ 趣味オンラインコミュニティ・ オープンソースソフトウェア・ 「ブレスト参加募集」と近似Q. 「グリーンIT」を調べたい。Googleで調べるのに、どうしたらいいですか?Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA※当日の皆さんの投稿
スライド31: 集団として機能を発揮しはじめる例「協力諜報」 ・ collective intelligence 協力諜報– 誰か個人の問題を、別に関係のない他の個人が解決に手を貸す。・ ブログでの相談、「教えてマイミク」・ Q&Aサイト・ はてな人力検索・ 成果が共有財産になると協働制作につながることもあるCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド32: クラウドソーシングが適用される分野ブログ、folksonomy、ブックマーク、アクセス行動、アイデアゴラ美人投票個々の自発的活動を集約してやるとメディアやKBになる → UGC、CGMブログ、動画アップロード、WEBアルバム、PodCasting、twitterCopyright by TechStyle and Riotaro OKADAオープンソース、Wikipedia、メンバー募集、アイデア募集、新規プロジェクト、業務外活動Q&A、「おしえてマイミク」、「初心者向け」掲示板・ML、ブレスト参加募集
スライド33: 「問題」を解決するexpertは不要か?そうではない。Crowdの集約にはプロセスexpertが必要。Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド34: 個の欲求を満たす→組織の目的と一致するというシナリオを押さえる・ 個と個の満足とコミュニケーション– 知識欲、好奇心– 社交欲求、認知欲求が参加や呼応に反映・ 要求(質問・相談)に応じる– 自発的な発信– 意外な接点の発見– feelingのシェア– 様々なフィードバックから得られる「満足」の自覚・ 集団力のアップ(ネットワーク効果)– 個と個のつながりの強化– 組織カルチャー、拠点カルチャーの醸成、理解– 職能・組織を超えたコラボレーション・ 個と個、個と組織(部署)– アイデアの集積と淘汰(スクリーニング)・ リスクの早期発見– 離職率の低減組織メンバーの資質・ 組織力のアップ(個と組織の可能性の拡大)– 問題意識、目標意識の醸成– 潜在人材の発見と成長へのパスの提供– リアル・オプションの可能性評価企業の能力Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA組織メンバーの資質を高める(すでに繰り返し試みられている)出典: HBR2008/9組織能力を高める(未開拓の領域が多い)組織能力(組織IQ)
スライド35: Web2.0要素を企業で活用にたちはだかるバリア・・・「無知」?McKinsey Global Survey Resultより引用・ Web2.0ツールや技術・・・Copyright by TechStyle and Riotaro OKADA– 潜在的な財務面でのリターンを理解していない– 企業文化により活用を奨励されない– 適用や経験に適切なインセンティブがない– 実装するスキルがない– 組織構造上の問題– 首脳陣が奨励しない– 法的、人的リスクがメリットを上回っていると考えられる– 情シスが展開しようとしない
スライド36: ポイント:実際に発信に関わる人たちは閲覧者全体の10%程度。閲覧者の動向を可視化することが文化醸成を把握するカギCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA
スライド37: ありがとうございました社内・社外いずれでも、ブログに感想を書きましょうriotaro@gmail.com / mixi: okdtCopyright by TechStyle and Riotaro OKADA